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やりきればいい?

音楽 雑記

ある有名な方の、こんなお話を又聞きした。

「やりきれば、それでいいんです」

その方の話はこうである。

会社の上司に焼肉に誘われた。しかし仕事がまだ残っている。ああ、どうしよう?と当然悩む。今日の仕事は今日中に仕上げなければならないという天使の声と、「仕事なんか明日にして〜」と焼肉に誘う上司に乗せられちゃえ、という悪魔のささやき。

 

あなたならどうするであろうか?

 

その方はこう答えた。

「仕事をやりきるもよし。焼肉を楽しみきるのもよし。どちらにせよ、要はやりきることのみが大事なんです」

 なるほどと思った。究極の満足は自己満足であることに異議はない。

 

ところが、最近こんな疑問が湧いてきた。

 

尊敬する音楽家の一人に、アラン・メンケンがいる。言わずと知れたディズニー映画の音楽などを数多く手がける作曲家である。

 

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彼の音楽作りの秘訣は、徹底的に「相手に合わせる」「相手の要求するものを提供する」であるらしい。有名になった今でも、そこを徹底的に追及されるそうだ。自分の音楽的要求よりも、求められている音楽的要求を満たすことに重点を置く。もちろんそこには自分の音楽性は色濃く反映されるはずであるが、決してそれを優先させないということである。

やりきればいい、という考え方と対局にある態度なのかもしれない。プロフェッショナルな職人気質である。私はどちらかというと、こちらの態度に共感する。こちらをやりきりたい、と思うのである。

あ、これもやりきることではあるが…。